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「超科学」創刊100号記念 特別寄稿 謝 世輝

近代合理主義の崩壊と超科学時代の幕開け

超能力や超心理学という従来になかった新しい学問に真っ向から取り組んだ日本超科学会の会報「超科学」が創刊100号を迎え、学会そのものも日各地はもとより海外に至るまで、多くの支部を設置するほどの団体に発展したことは、誠に慶賀の至りである。
さて、1970年ごろまでは、科学万能あるいは理性万能の時代といわれていた。
科学によってすべてのことが 証明できると信じた先進国の人間は、理性であらゆることを解決しようとしたのである。
この科学万能・理性万能という考え方の根本をなす近代合理主義思想の生みの親は、1七世紀前半に活躍した哲学者のデカルトである。
彼は

「この宇宙にはーつの例外、すなわち理性を除いて物質しか存在せず、物質は物理学でいうところの力学の法則に従って動く」

と説き、あわせて「人間の理性は何でも解決することができる」と説いた。
また、時を同じくして哲学者フランシス・ベーコンも「自然の法則を研究して、それを利用すれば、人類の進歩につながる」と自然の支配を力説。
その結果、デカルトやべーコンらの思想はその後のヨーロッパ文明に大きな影響を与えるようになり、近代合理主義の2本柱といえる

〃唯物論思想〃と”理性万能〃

という考え方を生み出すに至った。そして、理性万能を崇拝した多くの人々は、科学の進歩により人類は幸福になれることを妄信し、バラ色の未来論を唱えるようになった。
一方、超能力等々の神秘現象はというと、それこそ邪道視扱いされ、唯物論思想に毒された多くの人たちは、それらの現象を信じることなく、常に強い否定を繰り返した。
わが国に限って いえば、その傾向はかなり昔からあったといってよい。
古くは明治時代の末、東大教授の福来友吉博士が念写を発見した時がそうであった。
周囲の人たちから、「インチキだ」と叩かれ、それが元で教授の職を解かれている。われらが橋本 健博士もしかり。
東大の電気学会で

「確率的事象の個々の決定に対する精神の影響」

という論文を発表した時もひどかったという。
「心は物質に影響を及ぼす」というや否や散散にたたかれたそうである。
このように日本では超科学を研究することが認められず、仮に科学者がその種の研究成果を打ち出したにせよ、唯物論思想と理性万能を正銃とする学界(学者)からは異端扱いされていたのである。
宗教に至っては論外。「宗教イコール阿片」という言葉で片付けられてしまったのである。
だが、時間の流れ、歴史の流れとは不思議なものである。あるものが最高潮に達すると、今度は下降線をたどるのが常であるが、ご多分にもれず、近代合理主義がもたらした「バラ色の未来論」も、1970年代に入ると、状況がー変する。
大阪万博が開催された年に多くの公害問題が発生したからである。
水や大気は汚染され、公害患者が急増。それは近代合理主義の栄華に対する警告であった。
これに追い撃ちをかけるかのように問題視されたのが地球上の資源問題である。
1972年にストックホルムで開催された第一回国連地球環境会議では、

「このままのテンポで行けば、地球の環境はますます悪化し、資源もいずれは尽き果て、人類は生存できなくなるであろう」

という警告が出された。そのため、世界中の人々が人類の将来にー抹の不安を抱くようになったのである。
1980年代に入ると、近代合理主義の崩壊を呼ぶ声がますます強くなる。その典型がノストラダムスの予言書に代表される人類破滅ブームである。
当時、米ソの対立や核戦争の危機もあり、世界情勢が緊迫感に包まれていたため、人々の抱く危機感はなおさらだったのかもしれない(幸いなことに、80年代後半に米ソがお互いに歩み寄り、軍拡から軍縮へと転換を図り、核戦争の危機がなくなったのは喜ばしい限りである)。
また、80年代中ごろになると、近代合理主義の崩壊を実証せざるを得ない新たな危機に人類は直面した。いわずと知れた地球環境の破壊である。
それはフロンガスによるオゾン層の破壊、森林(熱帯林)の急激な減少、温暖化現象、世界中の原子炉から大量に排出される放射性物質の蓄積など、多くの要因が重なり合って生じた結果である。
このように、もはや近代合理主義 だけでは、現代を生きる人類を救うことはできないのである。換言すれば、

超能力等の神秘現象や宗教の本質(絶対的真理)、すなわち超科学を認めざるを得ない状況にきているのである。


だが、1990年代後半に差しかかった今日、唯物論思想や理性万能に踊らされ、超科学の意義を否定してきた無知な姿勢が、我々日本人に2つの大きな悲劇をもたらす結果となった。1つは、オカルトに走る若者が急増したということだ。
超能力の是非は今更論じるまでもないが、最近の若者の中には特殊な訓練を積んで、超能力をマスターしようと考えている人が多々いるように見受けられる。
しかし、私個人、その考え方には賛同できない。 なぜなら、訓練を積んで超能力をマスターしたとしても、それ自体が人生の幸せ、すなわち成功とか願望達成に直接結びつかないからである。
むしろ予知能力があると、かえって不幸になってしまう場合だってある。 例えば、あなたに優れた予知能力が備わっており、ある日、霊界から不幸な出来事の原型をキャッチしたとしよう。つまり「いついつに自分の最愛の妻(夫)が病気で死んでしまう」と知ったら、あなたはその日がくるまで幸せに生きていけるだろうか。きっと、救われる手立てはないものかと、うろたえる日々を過ごしたり、嘆き悲しむことのほうが多いかもしれない。
 だから、もし避けられない現象が起きるとしたら、あらかじめ知らないほうがその人にとっては幸せなのである。
「超能力へ予知能力)を使ってギャンブルで大儲けしよう」と考える人もしかり。橋本博士も著書の中で「仮に超能力を使ってギャンブルで大金を得たにせよ、それはアブク銭となって、あっという間に消えていってしまう。
 ギャンブルは何も生産しないで、多くの人が損をし、ごく少数の人が儲かるだけなので、その背景には、損失した大勢の人たちの恨みの念がこめられている」と述べているように、そう簡単にはいかないのである。
  したがって、特殊の訓練を積んで超能力をマスターするよりも、心の法則 (潜在意識のメカニズム)を知り「人生は自分の思い描いた通りに展開する」という真理に目覚めることのほうがはるかに重要なのである。
 橋本博士の言葉を借りていうならば、(超科学誌90号の巻頭言で述べているように)、自分の持てる力(超能力)を人類の幸福のために捧げようとして、祈りによってインスピレーションを得て行動することが大切なのである。
  もうーつの悲劇は、誤った宗教観である。超能力等の神秘現象を否定し続 けてきた日本人は、同様に、宗教の真理を教えることを回避してきた。欧米においては、いくら近代合理主義が台頭したとはいえ、基本的にキリスト教精神は強靭そのものであった。

 ところが、日本においては終戦後、信仰の自由とはいいながら、宗教は学校教育からまったく排除され、社会教育でも避けられてきたのである。
 そのため、宗教音痴の日本人は2つの誤解ーー錯覚を抱くハメに陥ってしまったのである。
1つは、宇宙に存在する無限の力を活用できないという哀れな現実が指摘できる。
「祈っても効果がなかった」とか「神がバチを与えるんじゃないか」と言う人がよくいるが、そういう人は、人間は本来無限に発展し、幸福になれるにもかかわらず、その権利を自ら放棄してしまっているのである。
  もうーつは、宗教について無知であるために、宗教団体(特に新々興宗教) との付き合いが、しばしば多くの不幸な結果を生み出しているという事実である。
つい最近も、私はある人からこう言われたことがあった。 「地下鉄サリン事件以来、宗教が怖くなった。
 それでも、あなたは宗教を信じるというのか?」 なるほど、世論調査においても、例の事件が引き金となって、日本国民の三分のーの人が宗教に対して悪いイメージを抱くようになったわけだから、その人の気持ちもわからなくはない。
 が、私からいわせるならば、地下鉄サリン事件をはじめとする凶悪犯罪を引き起こした集団は、決して宗教団体ではない。
 反宗教団体もいいところだ。
 なぜなら、どこの国のどこの宗教においても、「人を残酷な方法で殺してもいい」「人を誘拐(拉致)してもいい」などと説いてはいないからである。
 だから、そんなのは宗教とはいえない。宗教ーー神を隠れみのにした邪悪なカルト集団にすぎないのだ。
 宗教は決して阿片などではない。その教えは決して間違ってはいない。
 宗教が説く真理が正しく活用されていないだけのことなのである。 仏教しかり、キリスト教しかり、イスラム教しかり、表現こそ違え、宗教の真理はただーつしかない。
 ほんとうの神は愛と慈愛に満ちあふれ、たえず私たち人間を助けよう助けようとしており、人々に奇跡を起こし、諾々の幸福を授けようとしているのである。
さあ、唯物論思想や理性万能に踊らされてきた人たちよ。超能力の有意義を誤解してきた人たちよ。宗教音痴の人たちよ。

今こそ、目覚める時が来た。


今こそ、超科学をあなたの人生の中に取り入れる時がきたのだ。
 そして、超科学を世界人類の幸福と平和のために役立 てようではないか。
橋本 健博士が孤立無援の状態で、超科学という素晴らしい学問ーー知恵を黙殺と迫害に湛えて維持して来られた時代は終焉を告げたのだ。
 超科学を生きる指針とする時は今、到来したのだ。超科学を謳歌する福音 の鐘は今、力強く鳴りはじめたのた。
 

「超科学」 を愛読する会員諸兄よ! アルファコイルを愛用する会員諸兄よ!福音が全世界にこたまするために、立ち上がろうではないか! 合掌


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